FeliCaに廉価版がある?
<FeliCaって>
日本国内で利用されている電子マネー系ICカードに使われているカードです。
鉄道系ICカードはFeliCaのチップを使われています。
しかし、FeliCaといっても実は種類があります。
まずは、シンプルに2種類があると考えれば大きな間違いはないと思います。
<FeliCaの種類>
電子マネーや職員証など、用途にセキュリティーが必要なものであったり、職員番号や固有のデータを書き込みたいなどのカスタマイズ性が必要な場合は「FeliCa」とそのまま言われることが多いです。
もう一つのFeliCaは本来「FeliCa Light S」と呼ばれるもので、FeliCaとは全く用途が異なるものです。
価格も安く、全くカスタマイズもできません。細かな話をすれば、自由に書き込める場所がないわけではないですが、技術があれば誰でも加工ができるため、そこに認証用のデータを書き込んで使う運用は見たことがないぐらい非常識な使い方です。
唯一、IDmはあるのでIDm認証には使えるカードとして運用しているものは見たことがある程度です。
しかし、このカードで厳密な管理であったり、重要なシステムの管理を行うのは、FeliCaの製造元であるメーカーとしても推奨はできないもの思われます。
なので、「FeliCaのカード」と提案があっても、それが「FeliCa」なのか「FeliCa Lighit S」なのか、金額だけでなく運用のレベルにも関わる重要な区別ポイントとなります。
<まとめ>
FeliCaといっても、2種類がある
一般的なFeliCaはある程度高額であり、仕様も複雑なのに比べ、
FeliCa Lighit S は、機能を絞ったFeliCaの廉価版。金額も安く、運用するのであれば用途も限定するべきもの。